この数ヶ月間で、私はこれまで見てきたものとは全く異なる景色を見ました。それは、単に視覚的なものだけではなく、物事の考え方や視野といった点でも言えることです。
機械設計の仕事、PC修理・ネットワークサポートの仕事、アプリケーション開発の仕事。さまざまなことを取り組みながら、自身を見つめ直すことが多い日々でした。
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プロフェッショナルとは、強みとは
先日、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、田中みな実さんの密着取材が放送されていました。
「求められて、私は輝く〜田中みな実〜」 – プロフェッショナル 仕事の流儀その中で彼女が語っていたのは、「(自分は)何のプロフェッショナルでもないから」「何者でもないんですよ、本当に」という、本当にあっさりした、けれども覚悟が無いといえない言葉でした。
何者でもないからこそ、その瞬間その相手から求められているものに 120% で応える強さ。その一方で使い倒されまいとする強さ。本当に頭が下がる思いでした。
一つのことを突き詰めるという意味のプロフェッショナルであれば、確かに私も遠く及びません。だとすれば、私の強みは何なのだろうか。
「IT関連スキル以上に」
或る仕事の区切りがついた頃、お客様からメールを頂戴しました。そこには、このように書かれていました。
いつもご丁寧に対応していただき感謝しております。
お客様からのメールより抜粋
IT関連スキル以上にそういったところが岸田さんの強みだと私は思います。
とても嬉しく感じました。自分自身で強みを見つけるよりも先に、お客様から言葉をもらうことの有難さを、しみじみ感じました。
一つのことだけでなく、プラスアルファがある。一つの分野だけでなく、他の分野ともつながりを持つ。そういった、「横のつながり」から見えてくるものの生かし方が、今の私の仕事に求められていることなのだと、今は考えています。
「横のつながり」から見えるものを生かして
機械設計や製造の仕事を通じて知った、「ここが楽になれたら良いなあ」というところで、全く異なるプログラム開発の力は、確かに生きています。
また、業種によって、本業ではないから力を注ぎきれない細かなIT関係のところを、代わりに手助けすることで本業に直接的・間接的に役に立っていると思います。
一見、無関係と思われるものだったり、専門外で知らなかったりすることは、「横のつながり」で、場合によっては簡単に解決できるものなのかもしれません。今後、そうした「横のつながり」を築く者として、皆様のお役に立ちたいと強く感じています。